広い空間と狭い部屋


天気もよいので、自転車でGAギャラリーの「オスカー・ニーマイヤー Form&Space」展へ。大きく引き延ばされた写真とスケッチのみの展示。写真は外観が主で、空撮も多い。インテリアの写真は、オーディトリアムなどの大空間をばさっと写すか、うねる階段やスロープを写したもの。実際に体験したらとても楽しそうだけど、歩き回るだけで体力がいりそう。

並びのロードバイク専門店 map sportsを覗いてから、ギャラリー間へ。こちらは安藤忠雄の「挑戦-原点から-」展。目玉は、住吉の長屋が原寸大で再現されていることで、内部に入って空間を体験することができる。大学2年のとき設計基礎の授業でこの1/50模型をつくったけれど、実際の部屋は思ったより狭かった。玄関を入ってすぐの部屋がリビング的に、中庭をはさんだ反対側の部屋がダイニングキッチンとして使われているようだ。中庭に面した開口部はガラスの扉なので、両部屋と中庭は開けば一体になるわけではない。部屋はあくまで部屋、中庭はあくまで中庭、その独立した感じが印象的。その意味では、会場の再現にもガラスを入れて欲しかったな。