新しい図書館



近所に新しい図書館がオープンした。区の中央図書館だからかなり大きい。もともと日本軍の施設だったレンガつくりの建物を一部残してリノベーションしたものだ。

改修するにあたりレンガ壁は構造体ではなくなり、新たにつくられたコンクリートの壁が建物を支えているのだが、レンガとコンクリートは縁を切られている。その理由は、レンガの方がコンクリートより寿命が長いので、さらなる改修となったときにコンクリートだけ壊せるようにとのこと。コンクリートの寿命は30年とも50年とも言われているが、レンガの耐久性と年月を経て古びる素材としての良さには捨てがたいものがある。

図書館の手前には芝生のフリースペースがあって、子供が自由に遊べるようになっている。フリースペースに面したレンガつくりの部分がカフェになっていて、食べ物や飲み物の持ち込みもOK。子供連れの家族のことを考えた気持ちのよいスペースだ。