竣工その2



2棟目は国道16号線沿いに建つ8F建ての集合住宅。

15mの幅員の国道側が北向きだが、南側の隣地には将来的に何が建つか分からないので、各住戸は国道側に窓を開けている。ただし、交通量の多い国道側には通常のようなバルコニーは配置せず、その代わりに窓を大きくとってオフィスビルのようにフラットな立面デザインとしている。

また、国道側の梁は、逆梁(床スラブの上側に梁を設ける構造形式)として、窓を天井いっぱいまで開けている。天井高さは通常のマンションと同程度の2.4mだが、天井いっぱいに窓があるために、北向きの不利を補って室内は明るい。ちなみにサッシはすべてペアガラスとして寒くないように配慮している。