21_21 DESIGN SIGHT

kasta22007-04-10



東京ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTで開催されている「安藤忠雄-2006年の現場 悪戦苦闘」展へ行ってきた。 三宅一生の「1枚の布」に触発されてできたという「1枚の鉄板屋根」はたしかに公園の緑に映えていた。内部も安藤さんらしい光と影のコントラストを感じさせるシークエンスを堪能できた。地下ホール以外の部分は少し展示には使いにくいスペースに思えたけれど、演奏会とかパーティとか型にはまらない使い方をしていくのであれば問題ないのだろう。

展示では、建物全体を構想するスケッチよりも、コンクリートの打ち方を指示する図面が興味深かった。安藤さんのあの美しい打放しは長年の試行錯誤の蓄積に違いないが、書き込まれた養生方法の細かいノウハウなどを少しでも盗もうと気を入れて見た。