三信ビル、エルメス

kasta22007-03-30



三信ビルはもう閉鎖しているのかと思っていたら、1Fのグリル・ニューワールドだけはまだ営業を続けていると新聞に載っていた。それも今日で終了なので、急いで見に行く。三信ビルは1930年の建築で、2層吹き抜けになったアーケードのような商店街が特徴。規則正しく並ぶアーチの端正さと華美になり過ぎない装飾が美しく、この空間だけでも残すべき建築だと思う。保存運動も実らず、取り壊されることが決定されている。

ついでに銀座に足を伸ばし、メゾン・エルメス藤森照信展「メゾン四畳半」へ。今日は作業をしていなかったが、会期の前半は会場で作業しながら、四畳半の大きさの小屋を3つつくるという試み。藤森さん本人や職人さんとともに観客はもちろん、エルメスの社員も作業に参加しているという。小屋はJボードを使った構造体を焼杉板や漆喰塗りで仕上げるもので、会期後半は完成した小屋が展示されるので、もう一度来てみよう。